sawahi
瑠璃殿は東京都新宿区にある、美術館みたいの建築は実に納骨堂である。
都会の小さなお寺、幸国寺が運営する「琉璃殿(るりでん)」は、納骨堂の常識を覆す幻想的でハイテクな納骨堂。従来の納骨堂にはない世界にたったひとつの殿堂が誕生しました。
琉璃殿最大の特徴は、2046基もの古代ガラスの仏さまが一斉に光りを放ち、まさに光りの壁となる、その荘厳な空間美です。
「琉璃基」と呼ばれるガラス製のLEDで発光する小さな仏様2046体がぐるりと配置。入った瞬間、そこは虹色ハイテク基幹室みたいでついワクワクしちゃいそうですが、これは全部仏様。非常に厳かな空間であることをお忘れなく。
古代ガラスは、鉄分を多く含む天然の材料を用い低温で制作することで淡い黄色が加わり、現代ガラスよりも優しい印象の穏やかな雰囲気を醸し出しているのです。
仏様の色は参拝行事や季節ごとに自由自在に変更可能。例えば通常の参拝時は金色、法事の際は落ち着いた青色に。明暗や色調を段階的に変えたりもできるそうです。故人を思い偲ぶためには雰囲気は大事ですよね。
Photos: Chris McGrath/Getty Images
この投稿をコメントする