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中国海軍、混乱のイエメンから日本人脱出を支援
中国外交部は6日、混乱の続く中東イエメンから中国人のほか、日本人を含む15カ国の国民の脱出を支援することを明らかにした。中国の駐イエメン大使館は一時閉鎖する。[中国・環球時報が7日伝えた。]
外交部によると、北京時間の6日夜に中国海軍の艦船が中国人24人をイエメンのホデイダ港から隣国ジブチに移送。駐イエメン中国大使館は中国人を5時間余りをかけてイエメンの首都サナアからホデイダ港に移送した。また海軍の別の艦船がイエメンのソコトラ島から日本人1人と中国人9人を移送。これまでに避難を希望した中国人613人全員の移送を完了したという。
この日本人は、同じ団体旅行に参加していた中国人から退避を打診され、中国が移送用に派遣していた海軍の補給艦「微山湖」に同乗。7日にオマーンに到着した。
イエメンの治安悪化を受け、中国政府は3月末にソマリア沖で海賊対策に従事していた中国軍艦をイエメンに急派し、脱出支援を開始。これまでにイエメンから中国人629人のほか、外国人279人を移送した。
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