mazaki1122
JR西日本が始めた酔っ払い線路転落防止策が海外で話題
シーズン到来に先駆けてJR西日本が今年こそは!と新大阪駅のホームでちょっとした「デザインのひと工夫」を始め、海外からも「へ~」の声が集まっています。
春はお花見。酔っ払いがホームから落ちがち
神戸新聞が伝えた国土交通省の統計によりますと、
酔客の鉄道人身事故は全国で2013年までの10年間で4倍に激増中なのだとか。そこでJR西日本の安全研究所ではこの2年で京阪神、大阪市交通局の防犯カメラに残った事故映像136件を見て、酔客が線路に転落したり電車に接触するまでの動きを調べてみました。
ふつう「酔っ払いの転落事故」のイメージは、「線路と平行にちどり足で歩いていて足を踏み外す」パターンですよね? ところがいざ調べてみるとそれは意外にも少なく、約1割しかないことがわかりました。
逆に圧倒的に多かったのが、まったく想像もしなかったような行動パターンでして、
「線路に突然歩き出してそのまま落ちる酔っ払い」、これが全体の約6割にも達したんです。
次いで多かったのが「直立状態から突然ヨロけて落ちる酔っ払い」、約3割。
いずれの場合も大半の酔客は「動き出して数秒で転落」していました…。
いきなり線路に突進して落ちる酔っ払いのイメージ図
この驚くべき結果をもとにJR西日本がやったのが、こちら。
ホームに横向きになるようにベンチの向きを変えたのです。
なーるほど、これだったら距離も稼げるし、周囲の人が止めに入るまでのエキストラ数秒が稼げますね!
JR西日本では1月の新大阪駅を皮切りに、今後もホームの広い駅を中心に置き換えを進めるみたいです。効果に期待マックス。
参考:神戸新聞 2015年4月2日
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