kazehaya
最近僕が読んでいる本「面白い日本語」には、たくさんの言葉が載せている。日本人は普段そのような言葉を気づくことなく使っているという。ここで、その「面白い日本語」をふたつ紹介させて頂こう。
1.露天で客寄せに集まる人を、なぜ「さくら」というか。
桜の特徴を一言で言えば「ぱっと咲いてぱっと散る」だ。一方、露天商が客寄せに集める人も「ぱっと集まって、(用が済んだら)ぱっと解散する」。そこが同じである。
2.電気街として有名な秋葉原は「あきばはら」か「あきはばら」か。
江戸時代、今の秋葉原あたりは下級武士の住む町で火事が多かった。そのため、明治政府は1869年(明治二年)、ここに九千坪の火除地を設け、火防神として全国的に信仰を集めていた静岡の秋葉大権現を分霊し鎮火神社として祭った。それからは「秋葉原=あきばっぱら」とか「秋葉原=あきばがはら(あきばはら)」と呼ばれたが、1890年(明治二十三年)に駅ができた時、秋葉原の読み方を知らない官僚が勘違いから「あきはばら」と駅名をつけた。その時から、「あきはばら」となり、後にこれが地名として正式採用された。だから「あきはばら」が正式だが、もともとは「あきばはら」である。
huahongxing
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