ユーモアのある研究や開発に贈られる「イグ・ノーベル賞」を日本人の医師が受賞しました。キスをすることで皮膚のアレルギー反応が弱まることを実証したというのが授賞の理由です。

　日本人医師、木俣肇氏がイグノーベル賞を受賞した。この賞は「笑える」「考えさせられる」研究が対象に選ばれるノーベル賞のパロディ版。一部の人々にはノーベル賞以上に注目されており、奇抜な研究がユーモアあふれる授賞式で発表される。

　木俣氏は大阪府寝屋川市の皮膚科クリニックの院長だ。受賞した論文の実験では、数十人のアトピー、アレルギー性鼻炎にかかった被験者に、恋人や配偶者と30分間キスしてもらった。その結果、被験者のダニやスギ花粉に対するアレルギー反応が効果的に抑制された。