12日、愛媛県大洲市は住民向けのアンケート結果を発表した。ネコの数やネコ目当ての観光客が増加しているについて、16人の中で約8割がネコが「多すぎる」とし、避妊・去勢手術が必要と回答した。観光客を「歓迎する」は1人にとどまった。
　アンケートは7月29日～8月6日に実施され、適当な猫の数や、猫への避妊手術の必要性、観光客に対する考え方などの内容を含めた。

　大洲市青島のネコは、2013年にインターネットやテレビで紹介されて突如人気となって、猫の数も急増してきた。今は100匹も超えたと思われ、ネコが家に入ると困ったり、鳴き声、死んだネコの対処などに苦慮したりする住民が多いそうだ。だから、観光客を歓迎している住民がいた一方、「観光客のマナーが悪い」「昔のような静かな町で暮らしたい」などの意見が多かった。

　市民生活課は「住民の意見を聞きながら対応を考えるが、少なくともこれ以上、ネコの数が増えないようにする相談はしようと考えている」とした。これについて、「一人の猫好きとして大変難しい問題ではないが、当地の住民方の意見を尊重すべきだ」とのコメントも寄せられた。