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IMF・国際通貨基金は米国のドルや日本の円など、世界の主要な4つ(ドル、ユーロ、ポンド、円)の通過で作る特別な資産「SDR」に中国の通貨・人民元を加えるかどうか検討を始めた。
IMFのスタッフは3日付で公表された同リポートで、SDRの現在の構成を2016年9月末まで9カ月間延長することを提案。新たな構成の決定が先延ばしされる可能性が出てきた。
中国は人民元の地位向上を目指し、IMFの準備資産の構成通貨に人民元を加えるよう求めているのに対し、米国は採用の前提として柔軟な為替レートや金融改革を要求している。
採用されれば通貨としての信用が高まり人民元建ての国際取引が増えて金融市場での中国の存在感が一段と高まるのは確実だ。
特別引き出し権(SDR)といわれる準備資産は、通貨危機時などに加盟国同士の通貨交換などに使われ、ドル、ユーロ、ポンド、円の4通貨で構成。構成通貨に採用されれば事実上、国際的な主要通貨として認められる。IMFはSDRの構成通貨に新たに人民元を採用し、計5通貨にするかどうかを議論するみたいだ。
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