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cmall
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2015-06-05 16:43:14

資生堂は、英高級ブランド・バーバリーと化粧品・香水の輸入および日本国内における販売で提携したと発表した。世界的な高級ブランドの商品をラインアップに加え、売り上げ拡大を目指す。バーバリーの化粧品が日本で本格的に販売されるのは初めて。資生堂(中国)が3日に明らかにしたところによると、大阪市にある百貨店の阪急うめだ本店のほか、日本各地のバーバリー路面店などで3日から香水の販売を開始する。

 

資生堂代表取締役執行役員常務の坂井透氏は「近年、ファッションとビューティーの境界線が曖昧になりつつある。バーバリーとの提携は、資生堂グループのハイプレステージ市場におけるプレゼンスの強化という側面できわめて意義深い」と述べた。

資生堂は、今後バーバリーの香水を取り扱う店舗を徐々に増やし、今年秋からは化粧品の販売も開始するとしている。資生堂が海外ブランドの輸入販売を行うのは今回が初となる。

 

第1弾として、バーバリーが昨年9月に発売した香水「マイバーバリー」を、百貨店の阪急梅田本店(大阪市)のほか、東京や大阪のバーバリーの路面店などで3日から販売。6月中に他の香水も展開する。秋には口紅やファンデーションといった化粧品も投入する。販売拠点も百貨店を中心に順次、拡大していく。

 

坂井氏は「資生堂も高価格帯の化粧品をグローバル展開しているが、資生堂の高級品はスキンケア中心なので競合はしない」と語る。しかし、資生堂が他ブランドの輸入販売を積極的に行う背景には、楽観的とは言えない売上業績が存在する。国際市場の不振、日本市場の低迷の影響を受け、資生堂の2014年度売上高は2%減少、営業利益は47.2%減少した。うち、日本国内の売上高は3.2%減少した。2012年度の純利益は147億円の赤字を計上している。

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