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浙江横店集団が300億元(約5800億円)を投じて1対1の原寸大スケールで横店に建設した「円明新園」第1期が10日から一般公開される。
横店「円明新園」は北京・円明園の建築物の95%を再現し、敷地面積は413ヘクタールで、100の園区に分かれ、春苑、夏苑、秋苑、冬苑の4エリアから構成される。
10日にまず公開される「春苑」は「円明新園」内で面積が最大で、45の独立した園区からなり、皇室建築、高官建築、商売建築、民間建築の他に人工の湖「福海」も含まれる。
「円明新園」全体は2016年に全て完成する予定で、同園では多方面から民間の文化財や芸術品を収集し、レプリカや購入、寄贈受付といった方法で円明園内部の施設を「再現」する。
実に2008年、北京の円明園管理当局が「円明園」再建プロジェクトに反対意見を述べた。
「円明園は民族の屈辱の歴史を象徴する貴重な遺産。別の土地に再建しても何の意味もない」
プロジェクトを主導している横店の民間企業は、「当社はすでに『横店円明園新園』という商標を登録した。北京の円明園の知的財産権は侵害していない」と反論しているという。
円明園は清朝の離宮跡で見事な皇帝庭園が築かれていたが、1709年に清朝4代皇帝康熙帝が造った庭園。その後も歴代皇帝が手を加え続け、さまざまな建物が建てられた。四庫全書などの貴重な書物や文物も多数収蔵され、東洋一の博物館とたたえられたことも。1854年のアロー戦争で英仏連合軍によって破壊された。現在は廃墟となっている。
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